MONS
モンス
2019.03.30-31

<概要>

 Monsは小高い丘の上に広がる町で人口は9万3千人です。町の歴史は西暦650年頃に僧院が建てられた時代にさかのぼります。近代では印象派画家のVicent Van Goch(ゴッホ)がこの付近のボリナージュの炭鉱地帯に宣教師としてしばらく滞在し、近郊には彼が住んでいた小さな石造りの家が残っています。 

<ホテル>

 米国のComfort Innみたいなモダンで清潔で機能的なホテルです。スタッフは親切ですし、朝食付き、地下駐車場無料で一泊EUR115はまあまあでしょう。

Hotel Lido **** Mons Centre
Rue des Arbalestriers 112 Mons / Bergen, 7000
EUR115/night (incl. Tax & BF)

<見所>

 さっそく街歩きです。ホテルに面したRue de Nimy(ミニー通り)を通ってGrand Placeへと向かいます。多くの人々がFrand Placeに面したCafeやBarのテラスに座ってのんびりくつろいでいました。それにしてもどこのお店も満席って感じで、町の規模からすると想像以上の賑やかさです。

 Grand Placeに面するルネサンス様式の瀟洒な市庁舎は1610年にTournai産青石を用いて建設されたもので、1881年に一度崩壊して再現されたものです。


趣ある郵便ポスト

Rue de Nimy(ミニー通り)とEglise Sainte-Elisabeth

Grand Place

Grand Place

Grand Placeに面する市庁舎
 次の見所は Collegiale Sainte-Waudru (聖ウォードル教会)です。エノー伯の娘、Sainte-Waudru(聖女ウォードリュ)が7cに創設した修道院礼拝堂に由来する教会です。現在の建物は15cに着工して17cに完成しました。この端正なブラバント・ゴシック様式の教会は、同じ様式の教会としてはベルギー屈指の美しさを誇っています。

 内部の装飾も贅を尽くしたもので、なかでも16cの地元彫刻家ジャック・デュ・ブルックの数多くの彫刻は繊細で優雅です。一隅に置かれているCar d'Or(黄金の馬車)(1780年)は三位一体の祝日に市内を行進します。


Collegiale Sainte-Waudru

身廊、ファサード側

身廊、祭壇側

彫刻が細かい

なんでしょう?

Sainte-Waudru 彫像

雨がちだったので洗濯物がビニールシートに覆われていた

Car d'Or(黄金の馬車)の装飾

Car d'Or(黄金の馬車)、まさに金ピカ!

Sainte-Waudru 、二人の娘と

Sainte-Waudru の聖遺物を収める

Collegiale Sainte-Waudru 、シンプルで端正な外観です
 ベルギーに存在する唯一のバロック様式の鐘楼 Beffroi de Mons(1662年)です。塔の高さは87mもあり、内部には49個もの鐘があります。1999年にユネスコ世界遺産に登録されています。

Collegiale Sainte-Waudru 近くの公園

Beffroi de Mons

Beffroi de Mons
 街歩きを終えて一旦ホテルに戻ります。 Rue de Nimy(ミニー通り)にある木製のモダンなオブジェが印象的です。

Rue de Nimy(ミニー通り)のモダンなオブジェ

Rue de Nimy(ミニー通り)のモダンなオブジェ

Rue de Nimy(ミニー通り)の手芸店
<レストラン>

 夕食はホテルのスタッフに教えてもらった地元料理のカジュアルなお店。Grand Placeの東の端にあります。一等地にもかかわらず素朴な感じのお店で所有者と思わしきおじさんとおばさんはつたないフランス語の我々にもとても親切に対応してくれました。

No Maison
Grand Place 21, 7000 Mons


中二階席から

地元生ビール

灰色エビのコロッケ

夜のGrand Place

Chimayも遠くないらしい

豚肉の地元料理

馬のステーキ

突然Grand Placeの照明が消えた!

基本的にBarですね

Grand Placeの照明が復活

Rue de Nimy(ミニー通り)のモダンなオブジェ

ぬいぐるみボーリング?

<見所>

 今日も朝から快晴です。ホテル前では警察が出て道の封鎖をしている。ホテルに聞いたら今日はマラソンがあるんだって。ちょっと様子を見にGrand Placeまで行ってみましたが、Rue de Nimy(ミニー通り)を通ってGrand Placeへと向かう素人ランナーが大勢いました。そいえばホテルの朝食会場でもアスリートっぽい感じの人たちがたくさんいました。

 ついでに市庁舎裏のJardin du Maieurという小庭へと行ってみました。古い建物に囲まれた小さな空間で、Garnd Placeの喧騒とはうって変わった静けさでした。

市庁舎の裏にある庭園。噴水の水を道行く人にひっかけようとする悪戯っ子をあらわした、ゴベール作の彫刻「ロピウールの噴水」があります


今日はマラソンがあるようです

市庁舎裏にあるJardin du Maieur

昨日夕食を食べたNo Maison