<旅のメモ>
2001.04.30
宿を取ったユトレヒト(UTRECHT)から電車でアムステルダム(AMSTERDAM)に来ました。IC(Inter City:国際特急列車)で約30分。言わずと知れたオランダの首都。運河と、アンネ・フランクと、ゴッホ美術館、国立博物館、等々、見所満載の都市です。
朝10時、中央駅を降りると下の写真のようにすべての交通は麻痺し、ダムラック通り(DAMRAK)には人が溢れかえっていました。時間と共に人は増える一方。今日は女王陛下のお誕生日で異常な盛り上がり。中心街はトラム、バス、タクシー、地下鉄ともすべてストップし、移動手段は自前の足のみ。せっかく買った「アムステルダム・パス(博物館・美術館・交通・レストラン等の無料・割引クーポンセット)」もほとんど役にも立たない状況でした。
通りの両側には露店が出て、運河を行く船の上では何やら大騒ぎ、子供達までがロックバンド気取りで通りで演奏を始め、街中狂乱状態。でも、皆さんオランダのシンボルカラーであるオレンジ色をまとい、地元HEINEKENのビールをこよなく愛し、本当に楽しそうにしている。女王陛下の誕生日ってそんなに楽しいのだろうか?外国人にはよく分からない。
徒歩で約2時間もかかって何とか国立ゴッホ美術館(RIJKSMUSEUM VINCENT VAN GOGH) にたどり着いて見学できたけれども、帰りがまた大変。運河に架かる橋の上には人が溢れかえって渡れない。空いている橋を探し、人の少なそうな通りを探しながらの帰り道。
ようやくのことで中央駅までたどり着き、ユトレヒトへ向かう列車のホームへと向かいましたが、発着の案内板は支離滅裂で、列車はほとんど入ってこない状態。多くの人がホームに溢れ、たまに列車が入ると若者達が線路に降りてホームを渡る大混乱です。
我々の乗るICは一向に入って来ないので、諦めて各駅停車を待ってようやく乗り込みます。デッキはすし詰め状態なので室内に入ったが、中も人で一杯。若者達は飲酒や喫煙やマリファナなど思い思いに楽しんでいる。ある少女は飲み過ぎたのか車窓から外に向かって嘔吐するなど大変な状況。しかし中には我々が煙たいだろうと気を遣って窓を開けてくれる少年がいたり、嘔吐した少女の為に隣の車両までティッシュを探しまわって差し出す妖艶な少女がいたり、それなりに最低限のモラルは守られている感じがしました。悪い子たちではなさそうなのですが、ちょっと今日は度が過ぎてるみたい。
翌日のレストランで「誕生祭は楽しんだか?」と聞かれ、「もちろん!」とは答えたものの、正直なところ、我々にはとてもとても女王陛下殿のお誕生日を一緒に楽しむほどのパワーはなかった。
でも、アムステルダムへは普通の時期にもう一度行ってみたいと思う。今度こそ、ゆっくりと美術館や博物館などを回ってみたい。