BATH
バース
2019.07.15-17

<概要>

 Bathは人口約9万人、UNESCO世界文化遺産にも登録されていて英国南西部の代表的な観光地です。特に有名なのがローマ時代の浴場遺跡The Roman Bathです。ここでは英国で唯一温泉が湧き出していて、ローマ人が来る前からケルト人の信仰対象だったようです。2世紀頃にはローマが得意の浴場施設を建設し、やがてThe Roman Bath全体を取り囲むように城壁が建築され、ここは辺境の一大娯楽センターとして存在していたようです。ローマ撤退後は荒廃しましたが、温泉の利用は続き、18世紀には再び富裕層の保養地として再開発されました。

 ローマ時代にはBathの町はAquae Sulis と呼ばれていました。Sulisはケルト人の神様です。ローマ人は地元ケルト人の文化を尊重した名前をつけていたのですね。ローマ撤退後に入ってきたアングロ・サクソン人がこの町の温泉にちなんで Baoumと称し、やがて英語風Bathとなったようです。

<ホテル>

 旧市街の外側にある閑静な住宅街の古いアパートのような建物です。内装も古き良き英国を感じる丁寧さと豪華さです。スタッフはとても親切で、駐車場も敢えて有料の敷地内駐車場ではなく、無料の路上駐車を進めてくれます。ちょっと大きめの部屋を予約していましたが、面積、天井の高さともに予想以上に広くてゆったりとくつろげました。コーヒーや紅茶、手づくりビスケット、果物、水なども無料で供えられています。地上階の部屋でしたが、英国式で歩道の間は「堀」のようにえぐられていて、地下室にも陽が入るように作られていて、歩道との間に大きな空間があるので安心ですし、そもそも周囲は治安もよく静かな環境なので何ら問題はありません。

Henrietta House ****
33 Henrietta Street Bath, BA2 6LR
+44 1225 632632
EUR393/2 nights (incl. Tax & BF)


Henrietta House入口

玄関にこんなもんが

入室前の泥落とし、です

歩道から下を見ると朝食会場

フロント

ホテル内

ホテルの部屋は広々としていました
 
今回のレンタカーはAudi A5

<見所>

 ホテルから出てRiver Avonを渡り、Bath Abbeyの前を通ってその The Roman Bathsへと行ってみます。ホテルのフロントの男性は「The Roman Bathはものすごく混むよ。今夜21時とか、翌朝朝9頃に行ったほうがゆっくり見れるよ」とアドヴァイスしてくれましたが、The Roman Bath入口ではあまり混んでいなかったのでそのまま入ってみました。 


Bath Abbey

The Roman Baths入口

The Roman Baths

The Roman Bathsの背後にBath Abbey

冬至はこの上に円屋根が付いていたらしい

青い部分は給湯される部分

ローマ時代はこんなすごい設備だった

彫刻も残っています

金泊のSulis-Minerva像

呪いの文章を書いてもらって源泉に沈めたらしい

源泉は今でも46度のお湯が出る

今でも機能する下水設備

断熱建設材


脱衣所も床下は蒸気で暖められていた

マッサージの様子

高温サウナ

天井の梁の一部

冷水プール

配管の材料は鉛

こんな風に使われていました

Bath Abbey後陣

River AvonとPulteney Bridge

<レストラン>

 夕食はとっても普通っぽいAle Pie専門のPubでした。ホワイトソースのFungi Chikin PieとAle Pie、地Beerを3パイント飲んでGBP31.60です。

The Raven
7 Queen St, Bath BA1 1HE, UK
theravenofbath.co.uk
+44 1225 425045


The Raven

Fungi Chikin Pie

Ale Pie

上の階に上がります

Royal Mineral Water Hospital

夕方のBath Abbey

<見所>

 Bath旧市街のSally Lunn's Historic Eating House & Museumへ行って名物の Sally Lunn's Bunnを買ってホテルの部屋で紅茶を入れて昼食代わりです。手ふわりとしたブリオッシュという感じ、甘みも控えめで素朴で美味しかった。


Sally Lunn's Historic Eating House & Museum

Museum

Museum

Sally LunnのBath Bunn


ブリオッシュみたいなものでした

 昼食後はBathの有名な見所の一つである Royal Crescentという1767-74年に高名な都市計画技師(John Wood)によって建設された三日月型の建物を見に行きました。でもその途中にあったThe Circusという円形の公園と周囲の町並みも湾曲していてRoyal Cressentみたいな雰囲気でした。調べてみると、The CiurusはJohn Wood技師の父子の設計であり、Royal CressentはJohn Woodの息子の設計によるものでした。

 ホテルに戻る途中に 見かけたBath Assembly RoomsはJohn Woodの息子の設計によるBath社交界の舞踏会会場だったそうです。ちょうど閉館時間後だったので中は見学できませんでした。


The Circusと称する円形の公園と町並み

The Circusと称する円形の公園と町並み

真ん中には巨大な樹木

Royal Crescent

こういう三日月状の建物


道路と建物の間は堀のようになっています

Royal Crescent全景


Bath Assembly Rooms


Bath Assembly Rooms入口


Termae Bath SPA
<レストラン>

 夕食はまたまたPubです。「最高のFist & Chips」と書かれていたので入ってみました。スタッフは不慣れな我々にもフレンドリーに親切に対応してくれました。地BeerとCider(リンゴ酒、余り甘くない) 3パイント、Fish & Chips、Ae PieでGBP43.50。

Garricks Head
7-8 Saint John's Place, Bath BA1 1ET, UK
garricksheadpub.com
+44 1225 318368


IPAとCider

Fish & Chips

Ale Pie