再び小型バスに乗って山を下りてYuso修道院に戻ります。どうもそろそろSuso修道院は閉館時間を迎えているようで、修道院スタッフも自家用車で帰り始めます。Yuso修道院に着いてすぐに先ほどのチケットオフィスでYuso修道院の入場券を購入しました。どうやら最後のガイドツアーが既に出発しているらしく、窓口にいたスタッフが案内し、早口で説明しながら先行していた先発隊に合流しました。先ほど最初にSuso修道院への見学を進めたのは、両方を見るための最適な手段と判断したからのようです。
Monasterio de Suso(ユソ修道院)は「ラ・リオハのエル・エスコリアル」と呼ばれる立派な建物群で、元々は1050年に建てられたルネサンス様式でしたが、1367年にエドワード黒太子に荒らされ、その後再建されました。現存するものは全面的に再建されており、16世紀から18世紀のルネサンス様式やゴシック様式が混じっています。最古の部分は1504年に建設が始まった教会で、3つの身廊を持つ後期ゴシック様式ですが、完成したのは18世紀です。
修道院の入口には1661年に描かれた「ムーア人殺しの聖エミリアヌス(St Millan)」の絵がありました。
図書館には11世紀から16世紀までの1800点の作品があり、最古のものは10世紀のものらしい。Glosas Emilianenses の複製もあります。