SEVILLA
セヴィーリャ
2015.11.25-27

<概要>

 Sevillaはアンダルシア州の州都でセビリア県の県都。人口は70万人でスペイン第4位。スペイン南部の政治、経済、文化の中心地であり、観光都市として有名です。

 古代ローマ時代には「ヒスパリス」(ラテン語: Hispalis)と呼ばれた。紀元前8世紀か9世紀にタルテソスにより支配され、のちにフェニキア人やカルタゴ人の植民都市となった。カルタゴ人は紀元前216年に都市を破壊したが、紀元前206年にスキピオが近郊にイタリカを建設し、ヒスパリスの再建を始めた。8世紀よりイスラム勢力の支配下に入り、1248年にレコンキスタの進展によりカスティーリャ王国のフェルナンド3世に征服され、以降はカスティーリャ王国の主要都市として発展した。当初はキリスト教徒とユダヤ教徒の共存がみられたが、14世紀半ばのペスト(黒死病)大流行の原因がユダヤ人に帰されるなど反ユダヤ主義の風潮が強まり、14世紀末にはポグロム(ユダヤ人虐殺)が起こった。この動きは他の都市にまで波及し、多くのユダヤ人が迫害を受けた。

 15世紀後半、カスティーリャ王国とアラゴン王国の合併によって成立したスペイン王国は、同世紀末にレコンキスタを完了させるとともに新大陸へ船を進めた。イベリア半島西岸と航路で結ばれているセビリアは、アメリカとの貿易の独占港となって繁栄を誇った。16世紀から17世紀には、セビリアはスペインでもっとも人口の多い都市となり、1649年には13万人を数えた。その年にペストが大流行し、セビリアは重要性を失い始めたが、バロック美術の中心地として重要性を保った。

<ホテル>

 GranadaからRonda、Arcos de la Fronteraを経由してSevillaに到着したのは薄暗くなってから。近くの地下駐車場に車を停めた。そこから荷物を引いて5分くらいでホテル。今夜はB&Bみたいなホテル。中庭ではフリーマーケットが開催されており、壁際の階段を登ると部屋になっている。広くて趣があって良い部屋。フリーマーケットは8時で終了し、入口は二重にロックされることになっており、鍵を渡される。このサンタ・クルス街(Barrio de Santa Cruz)はかつてのユダヤ人居住区であり、セビリアで最も魅力的な地域です。狭く入り組んだ街並みにお洒落なバール、カフェやレストランが沢山あります。

Hostal Plaza Santa Cruz
Santa Teresa, 15, Old town, 41004 Sevilla, Spain
+34954228808
Euro126.00/2 nights (incl.TAX)


夜のサンタ・クルス街(Barrio de Santa Cruz)

夜のサンタ・クルス街(Barrio de Santa Cruz)

Hostal Plaza Santa Cruz

Hostal Plaza Santa Cruz

なんだっけ?

トイレに金庫???

 夜10時半からLos Gallosでフラメンコ・ショーの予約を入れているのでホテルの近くでBarを探して簡単に夕食を済ませた。

El Librero Tapas
Pje. Andreu, 4、41004 Sevilla


El Librero Tapas

El Librero Tapas


El Librero Tapas

El Librero Tapas

<見所>

 一旦ホテルに戻って一休みしてからLos Gallosへと。ホテルからは歩いて2分くらい。小さなタブラオだけれども出演はベテラン級らしい。手拍子、ギター、唄、踊りをそれぞれ単独、組み合わせで楽しみ、気がついたら夜12時を回っていた。

Tablao Flamenco Los Gallos
Pl. de Sta Cruz, 11, 41004 Sevilla, Espagne
tablaolosgallos.com


Los Gallosでフラメンコ

Los Gallosでフラメンコ

Los Gallosでフラメンコ

Los Gallosでフラメンコ

2015.11.26

 今日もまたまた快晴。ホテルの1階にある吹き抜けの中庭(天井あり)の横で簡単な朝食が準備されている。コーヒー、ミルク、トースト、菓子パン、ジャムなどがおかれているだけ。


ホテルの朝食

ホテルの中庭、鉄格子が玄関

ホテルの中庭
 今日は特にあてがないので、ホテルのパンフにあった午前中の無料ウォーキング・ツアーに参加することにした。10時15分にホテルのメインエントランスにガイドがやって来て10時半までにCatedral前で色々なホテルから集まってきた連中が合流し、スペイン語、フランス語、英語など言語毎にグループが再編成されて個別にガイドが付いて出発。施設の中には入らずに外から概要を説明するツアーであり、興味があれば後で見に行くということになっている。費用はMcDonaldなど賛同する企業から出ているらしい。ツアー終了後にそのガイドに再度個人的にガイドを依頼することもあるようだ。

無料ウォーキング・ツアー
 先ずは大聖堂(Catedral)の外周を回ります。この大聖堂は116m奥行きと76mの幅、高さ37mという巨大なもので、 大天井をゴジック様式の柱が支えています。1401年に議会で「後世の人がみて、正気の沙汰ではないと思われる大聖堂を造る」と満場一致で決まり、100年後の1519年に完成したものです。もとはイスラム教モスクを転用し、老朽化したものを大改築したもので、ゴジック建築物としては世界3番目の大きさだそうです(1位はバチカンのサンピエトロ、2位はロンドンのセントポール大聖堂)。

大聖堂(Catedral)の前から無料ツアー開始
 大聖堂の北東の角にあるヒラルダの塔(La Giralda)は高さ98m。セビーリャ大聖堂に隣接して街の象徴となっています。1198年に建てたモスクのミナレット(尖塔)を アラベスク模様の壁面はそのままに1568年にルネサンス様式のバルコニーと ブロンズの女神像を付け足したものです。

ヒラルダの塔(La Giralda)
 Catedralの北側にあるアラブ様式の入口門(Puerta del Perdon y el Patio de los Naranjos)を見ながらCatedralの北西の角で昔の落書きを見て、Av. de la Constitucionを北上して市庁舎(Ayuntamiento de Sevilla)へと向います。そこからヌエバ広場(Plaza Nueva)を経てCalle Carlos Canalにある最古のパン屋(今はCafe)San Buenaventuraの前を通り、グアダルキビール川(Rio Guadalquivir)を渡るPuente de Isabel IIに出ました。対岸はTriana地区と呼ばれ、昔は多くの移民が住んでいた地域ですが今はお洒落なカフェやレストラン、雑貨屋があるそうです。川沿いのPaseo de Cristobal Colonに沿って南東に歩くと白い円形状のセビリア闘牛場(Plaza de toros de la Real Maestranza)があります。1761年から1881年にかけて建てられ、スペインで最古の闘牛場の1つです。ここを過ぎると黄金の塔(Torre del Oro)があります。黄金の塔の断面は正12角形。13世紀に作られた検問所で、かつては金色の陶器煉瓦で輝いていたらしい。その先にトライアーナ橋(Puente de Triana)が見えます。ここのCafeでツアーは小休止。

Catedralの北側にあるアラブ様式の入口門(Puerta del Perdon y el Patio de los Naranjos)

Av. de la Constitucion

市庁舎(Ayuntamiento de Sevilla)

さすが!こんな狭い所を通!

最古のパン屋(今はCafe)San Buenaventura

グアダルキビール川(Rio Guadalquivir)を渡る橋Puente de Isabel II

対岸はTriana地区

セビリア闘牛場(Plaza de toros de la Real Maestranza)

黄金の塔(Torre del Oro)

グアダルキビール川(Rio Guadalquivir)と対岸

Paseo de Cristobal ColonのCafeで小休止

 その後、1929年に完成した有名な豪華ホテル、アルフォンソ・トレッセ(Hotel Alfonso XIII)の前を通り、路面電車が走るCalle San Fernandoに面するタバコ工場(Fabrica de Tabacvos:今はUniversidad de Sevilla)の中を通り抜けます。タバコ工場はスペイン第2位の学生数を誇るセビリア大学の一部で新古典主義様式の建物は18世紀に建てられ、1950年代に大学に改装されました。

 最後はスペイン広場(Plaza de Espana)。元来は1929年にセビリアで開催された万国博覧会「イベロ・アメリカ博覧会」の会場施設として造られたもので、パビリオンとして建てられた広場内の建物は、セビリアをはじめアンダルシア地方の典型的な建築様式であるムデハル様式を取り入れたもので、両翼に半円形に延びる回廊と、スペイン各県の歴史的出来事を描写した壁面タイル絵が特徴的です。

 著名な映画のロケで使われた例が2つ。一つは『アラビアのロレンス』で英軍が逗留するカイロのホテルとして。もう一つは映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』でアナキン達が惑星ナブーに着いた直後のシーンです。

 ほぼ12時半。ここで無料ツアーはおしまいです。チップを渡して、興味ある人は午後のガイドの交渉をしているようでした。


豪華ホテル、アルフォンソ・トレッセ(Hotel Alfonso XIII)

タバコ工場(Fabrica de Tabacvos:今はUniversidad de Sevilla)

スペイン広場(Plaza de Espana)

スペイン広場(Plaza de Espana)

スペイン広場(Plaza de Espana)

スペイン広場(Plaza de Espana)

スペイン広場(Plaza de Espana)

スペイン広場(Plaza de Espana)

Star Wars Episode 2の一コマ

<レストラン>

 我々はUniversidad de Sevillaに戻ってCalle San Fernandoに面するハラル料理の店(Labanese resturant HALAL)のテラス席で昼食。

Labanese resturant HALAL
Calle San Fernando, 23、41004 Sevilla


Universidad de Sevilla近くの土管猫

Universidad de Sevilla近くの土管猫

下にいる猫

Starbucks!!

Calle San Fernandoのモダンな路面電車

<見所>

 Catedralに戻ってお金を払って内部を見学しました。中には当時の4人の王の彫像により支えられたコロンブスの墓などがあります。La Giraldaにも登ってみました。 塔の内部は階段ではなく螺旋状の坂道となっていて上れます。最上階からのSevillaの眺めは最高です。鐘楼なので28個の鐘がぶら下がっており、鳴り出したら恐いくらい。Catedralの周りにあるアルカサル(Reales Alcazres)とインディアス古文書館(Archivo de Indias)は時間が無くて見られなかった。


大聖堂(Catedral)に戻ってきました

大聖堂(Catedral)周辺

Plaza Virgin de los Reyes

大聖堂(Catedral)

大聖堂(Catedral)の基礎はローマ時代、イスラム時代、キリスト時代と重なる

ヒラルダの塔(La Giralda)

大聖堂(Catedral)

大聖堂(Catedral)内部

コロンブスの墓

大聖堂(Catedral)内部

大聖堂(Catedral)内部

大聖堂(Catedral)内部

大聖堂(Catedral)内部

大聖堂(Catedral)内部

大聖堂(Catedral)内部

大聖堂(Catedral)内部

大聖堂(Catedral)内部

ヒラルダの塔(La Giralda)に登る

ヒラルダの塔(La Giralda)に登る

Alcazarが一望の下

サンタ・クルス街方面

不思議な建築物

セビリア闘牛場(Plaza de toros de la Real Maestranza)

不思議な建築物

鐘楼

階段ではなく、スロープ

こんな感じ

ステンド・グラス

Exitが出力

ヒラルダの塔(La Giralda)

インディアス古文書院(Archivo de Indias)

大聖堂(Catedral)のパンフレット
 その後、たまたま見つけたInes Rosalesのお店でお菓子買って帰りました。


Ines Rosalesのお店


Ines Rosalesのお店

ホテルのある通り

ホテルの入口

ホテルの中庭でフリー・マーケット

Ines Rosalesのお菓子

<レストラン>

 夜はホテルのスタッフに教えて貰ったレストランを試して見ました。

La Azotea
Calle Mateos Gago, 8、41004 Sevilla
laazoteasevilla.com


ヒラルダの塔(La Giralda)の夜景

La Azotea

La Azotea

La Azotea

La Azotea

サンタ・クルス街