ドウロ川沿いのホテルに近付くとあたりの道路は渋滞し始めた。メーデー休暇で河岸は大にぎわいのようだ。とてもホテル前まで車で立ち寄れないので付近の地下駐車場に車を停めて先ずは徒歩でホテルに行ってチェックイン。ホテル前の広場には特設ステージが出来てコンサートの最中。大音量。とても車の入れる状態ではなかった。ホテルのすぐ横にはPonte de Dom Luis I(ドン・ルイス一世橋)。エッフェルの弟子が設計した1886年の鉄骨製の橋が見える。
Pestana Porto Hotel ★★★★ Pra?a Da Ribeira, N? 1, Porto
Tel +39 06 9454001 / susana.costa@pestana.com
EURO 348/ 2 nights (incl.TAX/BF) River View
部屋でちょっと息抜きして散歩がてら駐車場へ荷物を取りに出た。Rua Mouzinho da Silveiraへと上って先ずはアズレージョの美しい Estacao de Sao Bento(サン・ベント駅)へと向かった。晴天で日射しが眩しい。修道院跡地に建てられた駅舎内部には、ジョルジュ・コラコの見事なアズレージョ。構内には目つきの悪い連中が多いが、そんなのは一目見ただけで分かる。そういうときは相手に視線を合わせてニコッとしたり、気がついているとというメッセージを送る。駅を出てSe(カテドラル)に向かって歩いて行き、途中から庶民的な街並みに足を踏み入れて道を下る。修理の追いついていない疲れた感じのアパートが連なり、窓からは洗濯物がぶら下がり、すごく庶民的な感じ。でも子供から年寄りまで混じって暮らしている生活感があり、悪い雰囲気ではない。そのうち大きなRua Mouzinho da Silveiraへと出た。地下駐車場に寄って荷物を取ってホテルへと運び込んだ。
駅前通りRua Mouzinho da Silveriaは人が多い、黒マントの若い人が多い
黒マントの人達
Estasao de Sao Bento
Estasao de Sao Bentoの中のアズレージョ
Estasao de Sao Bentoのアズレージョ
駅のホーム
こんなアズレージョも
ホームです、右の男の子は勝手にポーズ取ってるだけです
駅からSeに向かって歩く
Seは12世紀の建物、その後17世紀に改修
Seに立ち寄らず手前の道をRua Mouzinho da
再びCais da Ribeira、コンサートは終わって少し静かに
我々の部屋は二組の窓でベランダが構成されている部分の4階部分、その上は何故かトタン張りの朱色
夕方のRio Duoro
夕方の Cais da Riveira、日本人観光客ですね
Ponte Luis Iの説明
Ponte de Dom Luis Iの下の道から、陽がずいぶんと落ちました
ホテル前のPraca da Riveiraにある像。何これ?イエス・キリスト漁師バージョン?それともヨセフ?
朝食を済ませ10時頃から活動開始。 Casa do Infante(エンリケ航海王子の家)の横を通って) Ig. De Sao Francisco(サン・フランシスコ教会)へ。日本人の団体だ。17世紀バロック様式の教会内部は金箔の木造彫刻がこれでもかってほどぎっしり。これまであまり見たことのないパターンの教会です。「Jesseの樹」と呼ばれるキリストの系図が有名らしい。教会を西回りで巻いて裏側のPalacio da Bolsa(ボルサ宮)に向かったが教会の西側はいきなり思いっきり庶民的な街並み。この極端な落差が面白い。ボルサ宮は入場料が6ユーロと高いので中には入らず、そこから坂を上ってIg. Dos Clerigos(クレリゴス教会)へと向かった。18世紀のこの教会の向こう側では鳥の市が開かれていた。教会では1人2ユーロを払って76mある塔に登り、Portoの景観を満喫した。
カテドラルを後にしていよいよPonte de Dom Luis I(ドン・ルイス一世橋)の最上部を渡ってみる。たまに電車が通る橋の上の脇を歩く。風も強くてちょっと恐いくらい。でもDuoro川と河岸の眺めは最高です。対岸から写真を撮って普通の家並みの間を下って川沿いに降りると、ワインの街 Vila Nova de Gaiaです。Sandeman, Ferreira, Ramos Pintoといったポルトワインのワイナリーが何軒も並んでいて観光客で溢れていますが、 ちょうど昼休み時間で皆さん食事中。ほとんどのワイナリーは昼の見学はお休み。人だかりもあまり好きではないのでホテルに戻ることにした。
Ponte de Dom Luis Iの上に部分です、電車の線路脇を歩ける
橋の上から見たSeの麓の崖
Seから急激に下ってRio Duoroへと落ちて行く
手前はPonte Infante、2002年完成の新しい橋、その奥は高速道路のアラビダ橋
橋の上を電車が走りまーす
絶景ですRio Duoro!高すぎてちょっと恐いけど
対岸のポルトーワインセラー街、Vila Nova de Gaia
。
恐いから手すりから離れて電車線側ギリギリに寄って歩いてます、でも電車も恐い
みごとな景色、落差が絵になってます
こんなんが出来るそうだ、いらないと思うけど・・・
橋の脇、庶民の家並みを下って降りる、住民にニイハオと声かけられた
いい感じ
橋はこんな構造
橋の一番下は車と人が通り、今日は大渋滞
とにかく何度見ても素晴らしい景観
レプリカのポートワイン運搬船
ワインセラー、Sandeman
さて、橋の一番下を通って帰ろう
これ、昔の橋の跡ですね
Cais da Ribeiraの右側はレストラン街
途中、妻がFNACの袋を持っている人を見かけた。ホテル戻ってWEBで調べてみると駅の向こうのほうにFNACがあるらしい。そちらは普通の繁華街らしい。早速でかけたみた。市電が走っている地区、Rua de Santa Catarina (サンタ・カタリーナ通り)のあたりは普通のポルト市民が集まるメインショッピングストリートらしい。FNACでFADOのCDを見つけて買いまくり・・・・。
今度は繁華街Rua Santa Catarinaです、市電も走っている
Rua 31 de Janeira
Batalha広場行き、函館の市電より小さくて可愛い
Praca da batalhaにある教会
Praca da Batalha
Praca Batalha(バターリャ広場)を通ってまた普通の家並みへ入っていった。しつこい物乞いが来たが日本語で無視して、再びカテドラルへ。今度は入り口が開いていたので中を見て。そこから階段で下へ下る。そうそうNHKのTVで見たのと同じ景色。狭い階段で人の家の玄関前を下って行くと突然、川沿いのレストラン街に出た。
表のメニューにアンコウのリゾットがあったので決めたのだが、中のメニューにはなかったので、Vinho Verde、DuoroのVinho Tinto、タコマリネ、パン、salada mista、Arroz de Mariscos、Puding、10年ものPorto Wineを注文して79.1ユーロ。
Don Tonhoのパンフ
夕食はDon Tonho、蛸マリネとサラダ
Mariscos
2010.05.03
<見所>
Viana do Casteloに行くのを止めて午前中はPortoを散策することにした。まずは昨日見つけた繁華街Via Catarinaを覗いたが、洋服ばかりでつまらない。古い銅版画が欲しくてそこからIg. Dos Clerigos(クレリゴス教会)へ向かって骨董品店を探して歩いた。とある古本屋で版画を見つけた。写版だったが綺麗だったので50ユーロで2枚買った。駐車場で車を取ってホテル横に付けて荷物を積んで出発。先ずはNorte Shoppingという郊外のショッピングモールへ向かった。これはまるで米国のモールのようだ。スーパーで粉末スープ、魚介の缶詰、ペーストなどの食料品を買い、例によってPastelariaで昼食を取った。