2002.04.30
<概要>
小高い丘の上にある町。人口約2万5千人の小さな町だが、サン・フランチェスコ大聖堂が世界的にも有名であり、カトリック教徒の重要な聖地。従って、礼拝者のみならず大勢の観光客も訪れるので、町は完璧な観光地となっている。
<見所>
町の南東にあるヌオヴァ門(Porta Nuova)をくぐってVia BorgoArerinoを町の中心に向かって歩いて行くと、付近のピンクと白の石で作られた縞々のサンタ・キアーラ聖堂(Basilica di S.Chiara)が目に飛び込む。地下には聖クララの遺体が収められています。
町の中心はコムーネ広場(Piazza del Comune)。広場の周囲には1337年のプリオリ館(Palazzo Priori)、ポポロの塔(Torre del Popolo)を有する13世紀のカピターノ・デル・ポポロ館(Pallazo del Capitano del Popolo)が建ち並び、中世の佇まいを残しています。
この町の最大の見所、UNESCO世界遺産にも登録されている壮大なサン・フランチェスコ聖堂(Basilica di S.Francesco)は町の北西の外れにあります。町中のゴチャゴチャした感じとは異なり、ポツリと大きな聖堂が建っています。1226年に他界した聖フランチェスコを祀る聖堂であり、1253年に完成しました。聖堂は下堂(Chiesa Inferiore)、宝物館(Museo del Tesoro(09:30-12:00/14:00-18:00)、上堂(Chiesa Superiore)に分かれており、それぞれに見所がありますが、特に下堂の「玉座の聖母と4人の天使と聖フランチェスコ(Madonna in Trono con Angeli e S. Francesco) 1280」、上堂の聖フランチェスコの生涯を描いた28枚のフレスコ画は有名です。
他にもドゥオーモ(Duomo 1134)、サンピエトロ教会(S. Pietro)、丘の上に立つロッカ・マッジョーレ(Rocca Maggiore 09:00-日没) など、色々とあります。
<その他>
5月1日祭(Calendimaggio)はルネッサンス期の生活を再現する祭。5月1日から3日間続きますが、この時期は大変な人出となりますので、早めの予約や行動をお勧めします。