2013.04.26-27
<見所>
Castel del Monteでは所定の駐車場でEuro5を払って車を停め、無料シャトルバスに乗ってCastel del Monteの下まで移動する。
Castel delMonteは1240年頃、シチリア王フェデリーコ1世(シチリア王としては1世だが、神聖ローマ皇帝としてフリードリヒ2世またはフェデリーコ2世として有名)によって建てられた。 その後長い間放置され1876年にイタリア国家の所有となり1928年から修復が始まった。
建造者であるフリードリヒ2世のイスラム教への理解を示すかのごとく、築城の位置は当時のキリスト教の拠点であるシャルトルとイスラムの中心メッカとの2点を結ぶ直線上の地点に立地している。丘の上にぽつんと立つ美しい城で、フリードリヒ2世の数学へ造詣を表す黄金比を用いた八角形を象徴的に取り入れており、全体が八角形の平面で構成され、中央に八角形の中庭を内包し、8つのコーナーにはそれぞれ八角形の小塔がそびえる。この城は軍事上でも居城でもなく別荘または客をもてなすために使用されたと考えられている。Castel del MonteはPugliaの平らで広大な平原では珍しい小高い丘の上に建てられており、そこから360度、オリーブ畑とブドウ畑が見渡せる。
1996年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、1ユーロセント硬貨の裏面にもなっている。
Castel del Monteの先を500mほど緩やかに下ったところにあるホテルから眺めるとCastel del Monteの周りに5本の塔が見える。近寄ると4本しか見えない。
<ホテル・レストラン>
Castel del Monteの先を500mほど緩やかに下ると2部屋しかないMasseria(農家との共同経営ホテル)がある。外からは丘の上にCastel del Monteが見える。
Belvedere Dell' Imperatore
S.S.170 dir. a Km 1,850 Castel Del Monte
Euro90/night (incl. TAX/BF)
夕食は2部屋しかないホテルなので心配していたが、レストランは広く40席以上はある。どうも昼間に団体客を受け入れているようだ。ちゃんとしたシェフがいて料理を色々と説明してくれる。出来るだけ地元の料理を食べたいのでそのような注文となった。
ワインはMezzo LittleでEUR3.0と格安。炭酸水、Antipastiは地元野菜や卵料理の皿が5枚出てくる。この地方のAntipastoは色々な種類の料理がたくさん出てくるのが特徴らしい。Primi Piattiとしてそば粉混じりの平たいOrecchiette、Secondi Piattiは子牛とソーセージ、馬肉ステーキ。Contorniは焼き野菜、Espresso2杯、これだけ頼んでEuro58で済んだ。