CINQUE TERRE
チンクエ・テッレ
2002.05.06

<概要>

 チンクエ・テッレとは、海岸線の崖っぷちに連なる5つの町の総称で、UNESCO世界遺産に登録されています。ラ・スペッツィアから船または海岸線を走る鉄道で5つの町をめぐることが出来ますが、本数が少ないので事前によく調べた方が無難です。5つの町の名称は以下の通りです。
  -Riomaggiore
  -Manarola
  -Corniglia
  -Vernazza
  -Monterosso al Mare

Riomaggiore

 人口1900人でチンクエ・テッレ最大の町。車で港に降りることは出来ないので、町の山側の駐車場に車を停め、そこから5分ほど歩いて下ると小さな港に出ます。山から地中海へと急激に落ち込む斜面にパステル調のカラフルな家々がへばりついてとても可愛らしい感じです。天気が良かったので海は紺色に輝き、本当に綺麗です。港の左側をちょっと行くと、ラ・スペッツィアからの定期中型船の着く岸壁があります。波で大きく揺れる中、舳先を岸壁に近づけ、梯子を渡しての路降りするのですが、かなり揺れているので渡るのに度胸が必要。


小さな港

カラフルな家並み

ラ・スペッツィアからの船
Manarola

 車で行く場合、狭くガードレールもない崖っぷちを数km走ります。岸壁側を走っている時に対向車が来るともう大変。ヘタにこちらが動かない方が無難。運転に自信のない方にはお勧めできません。駐車場は港のかなり上の方にあり、駐車場から歩いて15分くらい下ります。ほとんど山歩きしている気分です。

 町はRiomaggioreより小さいけれど景観は似た感じ。海に飛び込む急斜面にカラフルな家々が立ち並びます。駅の近くでお金を払って”愛の小道(Via dell'Amore)”に入ります。岸壁に沿った細い道でRiomaggioreまで続いているそうです。当日は天気もよく、気温も高すぎず、心地よい風を感じながら濃い藍色の海を眺め、最高の気分でした。


港へと下る道

町の外観

海岸線にある駅

風が、強いニャー
Corniglia

 崖の上にある小さな町。町中にはメインストリートが1本だけ。まっすぐ入って行けば海の見下ろせる崖の先端まで出られます。町のお店ではシャッケトラ(Sciacchetra)と称する地元のワインが売られていました。町の東側の崖の下のほうには駅がありますが、登ってくるのは大変そう。


遠く下に駅がある

がけの上の町並み

シャッケトラ(地ワイン)を売る店

メインストリート
Vernazza

 人口1100人。Manarolaと似た感じの町だけど、斜面は緩やかで穏やかなリゾートという感じ。ここも家並みはパステル調。


小さな港

町並み
Monterosso al Mare

 人口1600人。比較的平らな場所にある町。ビーチの砂浜も大きく、他の町とはちょっと違って、普通の町っぽい雰囲気です。


カラフルなメインストリート

漁船かな?

なによッ!

穏やかな海岸線

ここにもシャッケトラ

骨董品やで見かけたピエタ