TIVOLI
チヴォリ
1973.8.5、1994.8.18、2018.11.03

<概要>

2018.11.03

 現在のTivoliの人口は約5.6万人と比較的大きな都市です。その他のローマ近郊の町と同様にちょっと建物が煤けて暗い感じのする町並みですが、非常に有名な観光地ですので多くの観光客が町中をうろうろしています。昔ほど客引きはいないかなって感じです。

 Tivoliに入ってAnfiteatro(古代闘技場)跡とRocca Pia(ピウス要塞:教皇ピウスII世が1461年に建設)の東側の大きな駐車場に車を停めてVilla d'Esteへと向かいます。ここを初めて訪れたのは45年前、そのときにあった革製品の土産物屋が今でもありました。遠い昔の記憶がよみがえってきます。大釜でゆであげたパスタとか、小型のFiat 500に4人で乗り込んでローマからやって来た道中のこととか。Villa d'Esteの入口は入場券を購入する観光客で列が出来ていましたが、案外にすんなり入場券を購入でき、さっそく中へと入ります。


AnfiteatroとRocca Pia

45年前にもあった皮革屋

Villa D'Esteの入口
 Villa d'Esteは16世紀、枢機卿Este家のIppolito IIの命を受けて、Pirro LigorioがBenedict会の修道院を改装して建てられたものです。館のフレスコ画はローマ派画家Livio Agresti、Gerolam Muzianoなどによって描かれた豪華なものです。館を抜けると斜面を下るように庭園が広がっており、庭園内には色々な趣向を凝らした噴水が沢山あります。

ローマ派画家のフレスコ画

館からの風景

館からの風景、San Lorenzo Martireの鐘楼が見えます

館からの風景、ローマ方面

庭園内は噴水だらけ

楕円の噴水(Fontana dell'Ovato)

百の噴水(Cento Fontane)

百の噴水(Cento Fontane)

ロメッタの噴水(Fontana di Rometta)へ

ロメッタの噴水(Fontana di Rometta)

ドラゴンの噴水(Fontana dei Draghi)

ペスキエーレ(Peschiere:養魚場)

オルガンの噴水(Fontana dell'Organo)

ネットゥーノの噴水(Fontana di Nettuno)

庭園内

アルテミスまたは母なるカミの噴水(Fontana di Diana Efesia o Madre Ntura)



入場券

Villa d'Esteの地図
1973.8.5、1994.8.18

<概要>

 1973年、一人旅で訪ねたローマにて、地元の人が案内してくれたのがここチボリでした。夜になって美しくライトアップされ、所狭しと噴水溢れる16世紀のエステ家の別荘(VILLA D'ESTE)は未だにはっきりと覚えています。また周りの露天にも人が賑やかに溢れかえっていました。 

 1994年に訪れた際、1973年当時と比べて噴水の勢いは弱く、町中は荒れた感じがしたのは気のせいでしょうか。


町並み

町並み

エステ家の別荘