PalestrinaからTivoliに寄ってからVilla Adrianaに着いたのは午後1時半頃でした。ローマ皇帝Adriana(ハドリアヌス)が欧州、北アフリカ、中東、スペインからイギリスにかけてのローマ帝国領土全土を視察した場所の思い出を20年かけて自分の別荘を仕上げて行きました。しかし、ローマ帝国の辺境の守備を盤石にすることに勢力を尽くした彼は非常に多忙であり、通算で数年しかここで過ごすことは出来なかったそうです。
入場券を買って最初に見たのはTeatro Greco(ギリシャ様式劇場)。ローマ帝国の劇場にしては小ぶりですが、これがハドリアヌス個人用の劇場だとすると、とんでもない規模ですね。
次にPecile。237m x 97mの四辺に柱廊を持つ長方形の体育場のようなものです。アテネの市民広場にあったストア・ポイキレ(多色彩色の中庭)を模したものと推定されています。
Edificio con Tre Esedreの横を通ってGrandon Terme に出ます。その奥にCanopoと呼ばれる場所に出ます。これはエジプトのアレクサンドリアと運河で結ばれているカノーポスを再現しようとしたものらしい。
ここから裏手に入てPretorio(三階建兵舎)、Peschiera、 Cordero lechal Asado、Piazza D'Oroなどを見て戻りました。