1994.08.17
<概要>
紀元前8世紀頃から栄え、紀元前1世紀には最盛期の人口2万5千人を抱えたローマ都市ポンペイは紀元79年にベスビオ火山(VESUVIO)の噴火により、たった3日間で灰に埋もれてしまいました。18世紀から発掘が始まっていますが、当時の都市生活がそっくりそのまま残されており、とても興味深い遺跡であり、UNESCO世界遺産に登録されています。
<見所>
広さは600m×400mくらいありますので、すべてを見てまわると相当な時間を要します。入口のマリーナ門(PORTA MARINA)を抜けると博物館(ANTIQUARIUM)、バジリカ聖堂(BASILICAB(TEMPIO DI APOLONLと続きフォロ(FORO:公共広場)に出ます。フォロにはジョーヴェ神殿(TEMPIO GIOVE)など見所は沢山あります。大劇場(THEATRO GRANDE)やスタビアーネ浴場(TERME SRABIANE)などは当時の娯楽の様子を今に伝えます。
秘儀荘(VILLA DEI MISTERI)の壁画装飾は、ポンペイでも最も有名な遺跡の一つです。
他にも色々と遺跡がありますが、とってもご紹介し切れません。
<その他>
貴族の邸宅は床に若干の傾斜がついています。なぜだか分かりますか?貴族の宴会では、テーブルの上にごちそうを山積みし、皆さんお腹一杯食べます。食べきれなくなると、床に吐き戻してまた食べたそうです。吐き戻した食べ物を水で一方向に流すために床が傾斜しているそうです。
ナーポリからヴェスヴィオ循環鉄道(CIRUMVESUVIANA))で行けますが、どうせならローマあたりからのガイド付きパスツアーでガイドの説明を聞きながら訪ねると分かり易くて楽しいと思いますよ。