2017.06.04-05
<概要>
AlbiはLe Tarn(タルヌ川)に面した商業都市であり、ローマ帝国によって都市が建設され(紀元前51年)、Albigaと呼ばれていた。12〜3世紀にキリスト教の異端(カタリ派)として迫害を受けたアルビジョワ派はこの都市名に由来しています。現在の人口は約5万人。
<ホテル>
Place du Viganの大きな地下駐車場に車を停めて地上に上がるとホテルは目の前でした。先ずはホテルにチェックイン。素っ気ない感じのホテルですが、フロント・スタッフは親切な感じです。
Hotel du Vigan
16 Place du Vigan, 81000 Albi
hotelvigan.com
05 63 43 31 31
EUR98/night (incl. TAX & BF)
<見所>
すぐにHenri Toulouse-Lautrecの作品が見たかったのでCathedrale d'Albiの前を通り過ぎてToulouse Lautrec Museumへ直行しました。Tarn川沿いの元司教館Palais de la Berbie (ベルビー宮)が美術館として利用されています。 落書きやデッサンから彼の代表作とされるパリの生活を描いたポスターまで1060点。彼の死後、母親のアデール伯爵夫人がアルビ市に寄贈したもので、世界一のコレクションを誇っています。風景や馬、肖像画など、幼い頃この地方で描いた作品も数多くあり、底知れない才能に改めて驚かされます。段ボール紙に描かれた習作と、作品として仕上がったポスターの両方を見ることができるのも楽しみです。 ほかにも特別展、考古学、近現代絵画の展示もあり、ボナールやユトリロの作品もあります。
ちなみに、美術館となっているLe Palais de la Berbie(ベルビ宮殿)とその庭園Jardins du Palais de la Berbieは、Cathedrale d'Albiとともにアルビジョワ十字軍後に打ちたてられた司教都市の重要な建造物で、十字軍後にアルビの主人となった司教たちをカタリ派やブルジョワたちの敵意から守る目的だった。同時に外敵の侵攻を食い止め、異端審問を強化させるものでした。