BARBIZON
バルビゾン

2020.06.21

<概要>

 Parisの南東約60kmのところにある小さな町Barbizonへ行ってみました。Parc Naturel Regional du Gatinais Fransais(ガティネ・フランセ自然公園)の中にあるEcole de Barbizon(バルビゾン派)の芸術の町として世界中から観光客が訪れる有名な観光地です。

 ちなみに、フランス歴代王家の居城があるFontainebleau(フォンテーヌブロー)もParc Naturel Regional du Gatinais Fransais(ガティネ・フランセ自然公園)の中です。

 Ecole de Barbizon(バルビゾン派)とは1830年から1870年頃にかけて、この村やその周辺に滞在したり居住したりした画家たちが描いたもので自然主義的で写実的な風景画や農民画が中心です。コロー、ミレー、テオドール・ルソー、トロワイヨン、ディアズ、デュプレ、ドービニーの7名が中心的存在であり、「バルビゾンの七星」と呼ばれています。

 写実主義の画家と位置づけられるクールベはバルビゾン派には含まれていませんが、同派と交流があってフォンテーヌブローを描いた作品もあることからバルビゾン派とみられることもあります。

 とっても可愛らしい小さな村です。村のメインストリートGrande Rueに沿ってバルビゾン派所縁の建物やレストランなどが並びます。郊外に出ると広大なフォンテーヌブローの森が広がっており、丸一日かけて散歩を楽しむようです。

 メインストリートGrande Rueにあるガンヌの宿屋(l'auberge Ganne)は1824年に開業されたものでバルビゾン派の画家たちも泊まっていたようです。現在は県立展示館(Musee departemental)となっています。ミレーの家(Maison de Millet)は現在は記念館となっています。ルソーの住居兼アトリエ(Maison-Atelier de Rousseau)も記念館となっています。


村の地図

簡易宿泊施設のようです

ガンヌの宿屋(l'auberge Ganne)は県立展示館(Musee departemental)

日本語の説明があります

県立展示館(Musee departemental)




ここで画家の皆さんが食事したのでしょうね

Theodore RUSSEAU(ルソー)の風景画

Jean-Baptiste Camille COROT(コロー)の作品

Jean-Fransois Millet(ミレー)の作品




博物館を出てメインストリートGarnde Rueを歩きます

Monument aux morts de la guerre 1914-1918

ミレーの家(Maison de Millet)は現在は記念館

ミレーの家(Maison de Millet)は現在は記念館

ミレーの家(Maison de Millet)は現在は記念館

メインストリートGrande Rue

ミレーの家(Maison de Millet)

Grande Rue

Narsse Diazという画家の家

立派なホテルHotel Les Pleiades

これもHotellerie du Bas-Breauというホテル

ハンガリーの画家Ladislas de Paalはここで亡くなったとか

Andre ROUVEYREという作家の家

ここから先はフォンテーヌブローの森

フォンテーヌブローの森に入ってすぐに所

Rousseau(左)とMillet(右)