VERSAILLES
ヴェルサイユ

2020.06.14

<概要>

 5/10まで続いた新型コロナ対応のLockdownが過ぎて徐々に制限が緩和されてきました。会社の同僚が先週末にVersaillesに行ったらChateau de Versaille(ヴェルサイユ宮殿)は開館しており、入場者も通常の1/10程度に制限されて楽に見られたというので今週末、25年ぶりにVersaillesへ行ってみました。

 Paris16区の自宅から一般道路で約15kmほど、道も空いており車で約30分で到着です。Chateau de Versaillesの正面ゲート前の駐車場もスカスカです。Louvre Ami(ルーヴル美術館友の会)会員は割引があるというのでWEBで時間予約のチケットを購入せずに直接チケット売り場へと向かいました。Louvre Amiが割引になるのはChateau de Versaillesだけで、特別展の庭園の噴水ショー、Trianon宮殿を組み合わせた入場券は割引対象外でした。一人eur27を払って組み合わせ入条券を2枚購入しました。他のLouvre Amiの会員以外の予約なし訪問客は窓口で「今日はすでに予約のみで入場制限になっている」とのことで断られていました。

 Chateau de Versailles(ヴェルサイユ宮殿)は1682年にフランス王ルイ14世(1638〜1715没、在位1643〜1715)が建てたフランスの宮殿(建設当初は離宮)です。壮大で豪華なバロック・ロココ建築は「朕は国家なり」と称したルイ14世による絶対王政の象徴ともいえます。水の便が悪かったためにわざわざセーヌ河から水道橋で水を引いたそうです。ヴェルサイユ宮殿には700以上の部屋があり、王や王妃、王族だけでなく、臣下や召使たちが生活していました。


Chateau de Versailles(ヴェルサイユ宮殿)

入場は間隔を開けて待つ

入場待ち行列は短い

Chateau de Versailles

Chateau de Versaillesの案内

入ってすぐのホール

Salon d'Hercule(ヘラクレスの間)

Salon d'Hercule(ヘラクレスの間)

天井画のHercule(ヘラクレス)

Salon de Venus(ヴィーナスの間)

Salon de Venus(ヴィーナスの間)

天井画のVenus

Salon de Diana(ダイアナの間)

天井画のDiana

Salon de Mars(マースの間)

天井画のMars

Salon de Mercure

Salon de Mercure

天井画のMercure

包みの中身

天井画のApplon

西側の庭の様子

Salon de la Guerre(戦争の間)

Galerie des Glaces(ガラスのギャラリー)

Galerie des Glaces(ガラスのギャラリー

Galerie des Glaces(ガラスのギャラリー)

La Chamble du Roi(王様の寝室)

南側の庭の様子

Salon de la Paix(平和の間)

La Chamble de la Reine(王妃[ルイ14世の妻Marie-Therese]の間)

Antichamble des nobles de la Reine(王妃貴族の寝室)

Antichamble du Grand Couvert(大会食の間)

Antichamble du Grand Couvert(大会食の間)の絵画、マリー・アントワネットかな?

Salle des Gardes de la Reine(王妃警護兵の部屋)

花屋は開いてる

ナポレオンによる王妃戴冠の絵


Napoleon 1er(ナポレオン一世)

Napoleon 1erの皇后Marie-Louise(マリー・ルイーズ) d'Autriche

Salle de 1792(1792年の部屋)

Galaries des Batailles

この人、Kleber将軍

Jeanne d'Arc(ジャンヌダルク)の入境(1429.5.8)

Fontenoyの戦い(1745.5.11)

米国Yorktown征服(1781.10)[仏はアメリカ独立戦争にて英国を支援]
Chateau de Versailles(ヴェルサイユ宮殿)の背後にある庭園へ行ってみました。11時から噴水ショーがあると聞いてお金を払って入場しました。クラッシック音楽の合わせて噴水が踊るように吹き上がる状況を期待していったのですが。音楽は鳴ったのですが、噴水からはただ単に一本調子で水が吹き上がっているだけでした。ちょっと期待はずれ。

Basin de Latone(ラトナの噴水)と奥にParc du Chateau de Versailles(ヴェルサイユ城公園)

Basin de Latone(ラトナの噴水)


Bassin du bosquet de Dauphin(イルカの噴水)

後ろはChateau de Versailles

Le char d’Apollon(アポロンの噴水)

Le char d’Apollon(アポロンの噴水)
 次は Le Grand Trianon(大トリアノン宮殿)へと行ってみます。12時から開館でした。この建物はChateau de Versailles(ヴェルサイユ宮殿)の離宮としてルイ14世の命により1708年に建てられ、彼とその公妾であったフランソワーズ・アテナイスの隠れ家として用いられ、時にはゲストを招き、宮廷の堅苦しいマナーから解放された軽食を提供したそうです。

Le Grand Trianon(大トリアノン宮殿)

Le Grand Trianon内部

Chamble de L'Imperatrice(皇女の寝室)

Le Grand Trianon内部

Le Grand Trianonの庭園

Le Grand Trianonの庭園

Le Grand Trianonの庭園から

Sallon de Famille de Louis-Phillippe(ルイ・フィリップ家族の間)

Grand Cabinet de L'Empereur(皇帝内閣)

Grand Cabinet de L'Empereur(皇帝内閣)

Grand Cabinet de L'Empereur(皇帝内閣)


Le Grand Trianon(大トリアノン宮殿)
 Le Grand Trianon(大トリアノン宮殿)の背後からLe Petit Trianon(小トリアノン宮殿)へと美しい庭園を歩いてみます。Le Petit Trianon(小トリアノン宮殿)は新古典主義建築であり、建物の形は正方形で内装はロココ様式の最高峰とも評されています。

 1762年から1768年にかけてルイ15世の公妾ポンパドゥール夫人のために建てられたものですが、宮殿が完成した時にはポンパドゥール夫人はすでに亡くなっていいました。その後ルイ16世により王妃マリー・アントワネットに与えられ、彼女は庭を自然と調和したイギリス式としたことでLe domaine de Marie-Antoinette(マリー・アンロワネットの離宮)とも呼ばれています。


Le domaine de Marie-Antoinette(マリー・アンロワネットの離宮)の噴水

Au Fournil De La Tour
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Le Pavillon Fransais(1749-1750)




町の中心Place du Marche

Au Fournil De La Tour

Chateau du Petit Trianon(小トリアノン宮殿)

変な植物


Temple de l'Amour(愛の殿堂)

Temple de l'Amour(愛の殿堂)

 Marie-Antoinette(マリー・アンロワネット)は離宮のはずれに農村に見立てたLe Hameau de la Reine(王妃の村里)を作らせました。ここはマリー・アントワネットにとって、しきたりと宮廷生活の厳しさから逃れることができるエルミタージュのような場所でした。自然を支配する感じの幾何学模様のフランス式庭園に対して、彼女は宮殿の周囲を自然の景観美を重視したイギリス式庭園を変えてゆきました。こうした人里離れた村のアイデアは新しいものでもなく、当時は田舎風の装いはファッショナブルであり、田舎での生活も自由や美といった観念に関連していたそうです。


Marlborough Tower



Maison de la Reine(王妃の家(田舎家))


Marlborough Tower

La maison du jardinier(庭師の家)

Chateau du Petit Trianon(小トリアノン宮殿)の入口
 さて、Chateau de Versaillesに戻って駐車場へと向かいます。宮殿前の駐車場はとても高かった。朝9時頃に停めて午後2時頃まで駐車して約eur21も取られました。野ざらしの砂利引きの駐車場なのに、場所が良いせいですね。

Chateau de Versaillesに戻ってきました

Parc du Chateau de Versailles(ヴェルサイユ城公園)全体地図

Parc du Chateau de Versailles(ヴェルサイユ城公園)全体地図

Chateau de Versaillesを出ます

ルイ14世騎馬像