ANNECY
アヌシー

1995.11.3-4、2020.07.15-16

<概要>

 アヌシー湖(LAC D'ANNECY)のほとりに佇む人口5万人の美しい町です。特に旧市街の運河沿いはきれいな花で彩られ、しばし旅人の目を釘付にします。

 アヌシー近郊はミシュランの星付きレストランも多く、食通にもうってつけです。あまり目立たない小さな観光地ですが、のんびりと美しい街並みと湖、そして美味しい食事を楽しめる落ち着いた町です。

<見所>

 アヌシー湖に突き出したヨーロッパ公園(JARDIN DE L'EUROPE)も美しく手入れされ、市民の憩いの場となっています。

 旧市街は花で飾られ、端正で美しい街です。旧市街の運河沿いにレストランがあります。

2020.07.15-16

<ホテル>

 AnnecyではGPS指示を鵜呑みにして歩行者専用道路のような感じの通りに入っていってしまったり、一時的に地下駐車場に車を停めて周辺状況を確認したりしてようやくSNCF駅そばのホテルを見つけました。ホテルの目の前の公園の地下に駐車場がり、そこに車を停めたのですが、駐車スペースがあまりに狭くて駐車するのに苦労しました。

 ホテルは改修して間もないらしくモダンでとても綺麗でした。部屋も真っ白で大きくてバスルームも広くて快適です。スタッフも丁寧で感じが良い。欧州ではBest Western系はサービスが良いという傾向を感じますね。若干高めですがそれに見合ったサービスだと思います。駅にも近いので便利です。

Best Western Plus Hotel Carlton Annecy
5 Rue des Glieres, 74000 Annecy
+33 4 50 10 09 09
eur257.80/2 nights (incl. Tax) BF: eur18.00


ホテル外観

ホテルの部屋

<見所>

 一休みして街に出てみました。先ずはメインストリートであるRue Royal。沢山の普通レベルのブランドショップが並ぶ通りですが、とんでもない人混み。それもそのはず、今日から夏のバーゲンセール開始なので、通りのお店には-30%から-70%の値札だらけです。そして若い女性の割合が多いかな。必ずしもフランス語ではなく、英語、ドイツ語、ロシア語なども聞こえてきます。

<レストラン>

 今日は崖際を走る険しい山道を含めて約160kmを車で走ったのでちょっと疲れました。ケバブレストランでコンボ・プレートとKebabサンドを購入してテイクアウト。ホテルに持って帰って夕食です。きちんと料理されていて美味しくいただけました。

Kebab Le Nora
19 Avenue de Loverchy, 74000 Annecy
04-5065-0692


Pont des Amours(恋人たちの橋)から見た運河Canal du Vasse

Lac d'Annecy(アヌシー湖)

地元の陶器のお店、赤っぽいのが特徴かな

Le Thiou(ティウ川)河畔はヴェネチアみたいですね

Le Thiou(ティウ川)河畔

カモの親子

<見所>

 今日は一日Annecyの散策とお買い物の予定です。ツーリストオフィスに行って町の地図を貰い、例によって地図と道路に埋め込まれたプレートを目印に市内を歩き回ります。

 特にLe Thiou(ティウ川)河畔の美しい風景が綺麗な町です。ちょっとヴェネチア風な感じもします。旧市街のほぼ中心にあるCathedrale Saint-Pierre(聖ピエール大聖堂)は16世紀に教会として建設され、18-19世紀に司教座がおかれて大聖堂となりました。この大聖堂を中心に半径200-300m以内が観光、ショッピング、食事に便利な地域です。

 街歩きの途中、Jean Jacques Rousseauの彫像を見つかました。有名な18世紀の哲学者で、1712年にスイスのGeneveに生まれましたが、少年時代に1年ほど放浪し、1728年にAnnecyのヴァランス男爵夫人(未亡人)フランソワーズ=ルイーズ・ド・ラ・トゥール・ド・ヴァランス(29歳)の屋敷を訪ねて世話を受けるようになりました。Rousseauは15歳。時に恋に落ち、時に放浪を続けたRousseauはやがて「社会契約論」して名を馳せますが、色々な土地を渡り歩いた末に1778年にParisでなくなりました。彼の遺骸はフランス革命後にParisのPantheonに埋葬されています。


Eglise Notre Dame de Liesse

Rue Notre DameはここをくぐるとRue Filaterieに変わります

Eglise Saint Maurice

面白いチョコレート屋さん

Le Palais d'Ile(中州)の建物は向かいは昔の牢屋

Lac d'Annecyから流れ出るLe Thiou(ティウ川)

Place aux Bois付近の建物

Place aux Bois付近の建物

Le Thiou(ティウ川)河畔

Cathedrale Saint-Pierre(聖ピエール大聖堂)

内陣

Jean Jacques Rousseauの彫像

Le Thiou(ティウ川)

Le Thiou(ティウ川)の通船用水位調整の関
 街歩きは旧市街南部の丘の上へと向かいます。旧市街からも見えていたMusee-Chateau d'Annecy(アヌシー城博物館)。城は1219年にジュネーヴ伯爵によって建てられたものです。現在はAnnecyの歴史、考古学、自然史、民族学、美術、現代美術、アニメーション映画などなんでもありの博物館らしいので興味がわかず入館しませんでした。

 さらに南に登ってゆくと大きな建物が見えてきます。近代(1909-1911)に建設された聖堂Basilique de la Visitationです。この辺りは人も少なくて落ち着くし、Annecyの旧市街と湖の眺めが綺麗なのでお薦めの場所です。

 Annecyのあちらこちらの土産物屋で色々な小鳥の木彫りが売られているのが気になっていたのでRue de la RepubliqueのPaul Machenaudという雑貨屋で小鳥の木彫りを三羽購入しました。


Musee-Chateau d'Annecy

Basilique de la Visitation

Basilique de la Visitation(1909-1911)

モダンなステンドグラス

Annecyの町並みとLac d'Annecy(アヌシー湖)

Rue de la RepubliqueのPaul Machenaudという雑貨屋で小鳥の木彫りを三羽購入しました

その三羽
 いったんホテルに戻って一休みしてから湖方面を散歩していました。湖畔にはすごく立派なカジノがあるんですね。

La Voliere de l'Imperial(Parc animalier)

Casino Imperial Annecy(カジノ)

Lac d'Annecy(アヌシー湖)

モダンアート


なぜか鳥が集まる

Jardins de l'Europe(ヨーロッパ公園)

Pont des Amours(恋人たちの橋)、名前の根拠は不明

Le Thiou(ティウ川)とChateau d'Annecy、25年前に来た時と同じ風景です

<レストラン>

 夕食はホテルの近くにあったBraserieが良さそうだったので予約しました。料理は良かったのですが、COVID-19対応で狭く仕切られた二人がけのテーブル席に押し込まれ、おまけに隣席の米国人の声が異様に大きくて、さらに動作が大仰なのでこちら側の仕切り板にバンバンと背中をぶつけてくるのでかなり不愉快でした。その男性の奥さんが気にして彼が背中を後ろに倒さないようにそっと手を添えていたの見て少し気が晴れました。値段は今回の旅で一番高かった。

Brasserie Brunet
10 Rue de la Poste, 74000 Annecy
04-5051-2210
Brasseriebrunet.com


Brasserie Brunet

パテのパイ包みは好物

お魚も良い焼き加減

城と町並み
1995.11.3-4

<その他>

 旧市街の運河沿いにレストランがあります。旧市街ではありませんが、地元で評判のブラッスリーを見つけました。

BRASSERIE DES EUROPEENS
23, RUE SOMMEILLER

 ベルンからエクサンプロヴァンスに帰る途中、ジュネーヴで一泊しようと思ったのですが、ホテルがあまりに高いのでちょっと足を伸ばしてたどり着いたのがこの町アヌシーでした。


旧市街の運河

紅葉時期の美しい街並み

アヌシー湖に浮かぶ観光船

アヌシー湖畔の遊歩道