<概要>
大きなLac Leman(レマン湖)が見えてくるとその雄大な眺めに見とれます。そしてちょうど半世紀前、1970年7月にこの対岸スイス側の町VersoixにあるCollege du Lemanにサマースクールに一ヶ月ほど滞在していたので思いもまた格別です。
Evien-les-Bainsの人口は8,000人弱。古代ローマ時代から町の至る所に鉱泉があり、天然水が湧き出ていることが知られていたようです。今でも水源に行けば無料でエビアンと同じ水が手に入ります。
<ホテル>
湖畔側でLac Lemanが見える部屋を取りました。朝起きた時にLac Lemanを見たかったから。ホテルスタッフはポルトガル系が多く、穏やかで親切な感じの人が多い。ホテル付近の路上駐車が混んでいたのでちょっと遠くに停めました。
Savoy Hotel Evian 17 Quai Charles Albert Besson, 74500 Evian-les-Bains +33 4 50 83 15 00 eur128.70/night (incl. Tax) BF: eur12.50
<見所>
先ずは町をちょっと散歩しながらツーリストオフィスへ行ってみたのですが昼休み中でした。ツーリストオフィスから湖畔沿いの県道D1005をホテル方面に戻ると豪華な カジノCasino d'Evian、装飾の立派な市庁舎、Palais Lumiere(ルミエール宮:昔のSpa)が立ち並んでいます。湖畔から離れて斜面を登ってゆくと町のメインストリートであるRue Nationaleに出ます。東西にブティック、土産物屋、レストランなどが並ぶにぎやかな通りです。さらに斜面を上るとAvenue des Sourcesがあり、そこにSource Cachat、つまりEvienの源泉があります。また源泉を汲みだした昔のポンプ室もありました。装飾の豪華な建物の中にポンプ室があります。
一旦ホテルへ戻って部屋で一休みして、再度ツーリストオフィスへと行ってみました。例によって順路付きの街歩きの地図があったのでそれを貰って街歩きしてみます。ちょっと古びた立派な建物が沢山あって結構楽しくお散歩できます。今はほんのちょっとだけですがさびれた感じもしますが、街の雰囲気は悪くありません。かつては富裕層の豪華リゾートだったようで、温泉や優雅なホテルもたくさんあったようです。
<レストラン>
夕食は地元料理の老舗レストラン。とても親切なスタッフと、地元チーズを春巻き風に巻いて表面パリッ!中はトロトロとした前菜はとてもおいしかったけれど、主菜に相当するくらいの量です。地元Savoieの赤ワイン。Parisではなかなか美味しいSavoie赤ワインに出会えないのですが、やはり地元のは美味しい。地元に人が美味しいワインを飲み干しているのではないかと邪推。メインの ワカサギみたいな小魚の唐揚げ、アーモンドチップを表面に付けて焼いたマスはいかにも地元料理って感じで美味しくいただけました。
Restaurant Le Muratore "Bistrot culinaire" 8-2 Place du Docteur Jean Bernex, 74500 Evien-les-Bains 04-5092-8249
朝から快晴。ホテルは角部屋でベランダ付きだったので部屋からレマン湖が綺麗に見えました。
10時過ぎにRue Nationaleに行ってお土産用にSavoie産Opinelのナイフをお土産に買って、Evienの源水を空のペットボトルに汲みに行きました。誰でも自由に水を汲めます。
水を汲んでいるとき、右目に強い光の反射のようなものを感じ、その直後に右目の中で真っ黒な墨流しの模様が動き回りました。おそらく飛蚊症のような症状です。1時間ほどたつと微細な気泡が散らばるようになった。ちょっと下が暗いのとぼけた感じでしたが、2〜3日後には概ね治りました。後日かかりつけのAmerican Hospital of Parisったのですが、硝子体が縮んだけで別に問題ないとのいい加減な診断でした。日本に帰ったらもう一度眼科に行こうってと。