<概要>
Wienの人口は約190万人であり、欧州では非常に大きい町です。利によって町の起源はローマ帝国の宿営地Vindobonaに遡ります。かつてヨーロッパの数か国を支配したハプスブルク家のオーストリア帝国の首都であり、マリア・テレジア女帝時代に栄えた都市です。町の治安は良く、トラムや地下鉄を利用して気軽に移動出来ます。比較的几帳面でドイツ人に比べると若干控えめな人が多いように感じます。割にルールを守るので、知らず知らずのうちにルール違反していると「無知なアジア人か」という冷めたまなざしを感じることもありますが、総じて優しい人達が多いようです。
<ホテル>
ホテルはWien旧市街を取り巻く Krnter Ring(環状道路)のすぐ外側にあり、 Wiener Staatsoper(国立オペラ座)が斜め向かいにある絶好のロケーションです。ちょっと古びた施設ですが、由緒ある感じで逆に落ち着きます。おそらく、オペラを観劇に来る達が利用するのではないかと思います。年配の常連客のような感じの人達もいました。フロントの男性はオーナー一族らしい。とっても親切で気さくな人でした。伝統的な郷土料理を食べるレストランを訪ねるとすぐさま付近の3軒を紹介してくれました(結局、夜、昼、夜と全ておすすめのお店に行きました)。もしかしたら、知り合いネットワークなのかも知れません。駐車場はガレージに預けるとeur24/dayですが、ホテル前の路上駐車で良ければホテル用の駐車許可証をeur4/dayで貸すというのでもちろんそれにしました。部屋は日本式2階でKrnter Ringに面して車やトラムが走っていますが、交通量が少ないので静かでした。そうそう、価格はこのロケーションとしてはかなり安い方です。
Das Opernring Hotel Papagenogasse 6 06. Mariahilf 1060 Vienna +43 1 58744820 EUR266.40/2 nights (incl. Tax & BF) Non-refundable 周辺エリアに事前予約不要公共Parking 24EUR/day
夕食はホテルスタッフおすすめのお店。ビールに凝ったお店ですが、料理も美味しかった。先ずは生地ビールGosser Marzenをいただいて、いきなりメインでTafelspitzとウィンナーシュニッツエル。前者はビーフブイヨンで煮込んだ仔牛の薄切り肉です。野菜や骨と髄も一緒に煮込まれていて深みのある美味しいスープです。後者は有名な仔牛のカツレツですね。結構素朴な感じの味付けと盛り付けですが、元々こんな感じの料理だったんだろうなって思えて郷土料理って感じを楽しめました。それとWienの夏の名物ワイン、Sprizerを試してみました。白ワインを炭酸水で50/50で割ったものです。暑いときには冷えていて、さっぱり味でグイっと飲めるのでいいですね。
Restaurant Bier & Bierli Operngasse 12, 1010 Wie bierundbierli.at +43 1 5850368
夕食後まだまだ明るかったので Wiener Staatsoper(国立オペラ座)のあたりを散歩してホテルに戻りました。
<見所>
朝からPragから市内交通機関の一日券を購入し、TrumでRingの外側にあるSchloss Belvedere(ベルヴェデーレ宮殿)へと行ってみました。宮殿はOsterreichische Galerie Belvedere(国立絵画美術館)となっていて、Gustav Klimt(グスタフ・クリムト)とEgon Schiele(エゴン・シーレ)の有名な絵画がお目当てです。他にも色々と有名な作品があって、また宮殿からの眺めも美しいのであっという間に時が過ぎてしまいます。
<レストラン>
昼食もホテルのフロントで教えてもらったレストラン。 昔ながらのCafeのようです。ちょっと格式ある感じですが、ごく普通にごく普通の人達が立ち寄ってコーヒーを飲んでいました。昼食は軽く茹でソーセージ意図皿と、Sprizerにデザート一皿。軽く済ませられるのがCafeの良いところですね。
Cafe Museum Operngasse 7, 1010 Wien cafemuseum.at +43 1 24100620
午後はTrumを使ってKunsthistorisches Museum Wien(美術史美術館)へ行ってみました。Brugelを初めとする有名な画家の先作品が沢山ありました。
Hieronymus Boschだ!
Erzherzog Karl - Reiterstatue(カール像:レプリカ)
Kaiser Franz l(フランク1世像)
その先にかの有名な Domkirche St. Stephan(シュテファン大聖堂)があります。12世紀にロマネスク様式で建設が開始され、15世紀にはゴシック様式に改築されたものです。屋根の色鮮やかな蛇柄タイルが印象的ですが、この手の屋根はフランスのブルゴーニュでもよく見かけます。
Domkirche St. Stephan(シュテファン大聖堂)
今夜の夕食もホテルスタッフのおすすめ。王宮に併設するAugustinerkirche(アウグスティーナ教会)の並びにあるAlbertina(宮殿の一部)の地上階にあります。ちょっとお洒落な雰囲気のレストランです。昨日と同じくTafelspitz(茹で牛肉)とウィンナーシュニッツエル(仔牛カツレツ)をいただきました。ちょっと洒落た店だったので今夜はビールではなくWienの白ワインにしました。あまり観光客っぽいお客は少なく、周囲には2組の日本人が食事をしていましたが、少なくとも一組は政府系の駐在員のようでした。
ちなみに、Albertinaは王族の所蔵絵画(デューラ、ルーベンス、etc)や版画を展示する世界最大級の絵画美術館となっています。
Augustinerkeller Bitzinger Augustinerstrasse 1, 1010 Wien bitzinger.wien +43 1 5331026
ウィンナーシュニッツエル(仔牛カツレツ)
王宮からリンク周辺そしてシュテファン寺院あたりが市内中心の最大の見所です。
王宮(Hofburg)はハプスブルグ家(Hapusburg)の居城であり、13世紀から20世紀にかけての繁栄期に増改築が繰り返された巨大な宮殿です。
リンク(Ring)はウィーン旧市街を取り巻く城壁跡に作られた幅の広い環状線です。王宮、種々の博物館や美術史博物館(Kunsthistorisches Museum)、市庁舎、大学がこのリンク上にあります。
シュテファン寺院(Stephansdom)は12世紀にロマネスク様式で建設が開始され、15世紀にはゴシック様式に改築されたもので、屋根の色鮮やかなタイルが印象的です。
郊外にはUNESCO世界遺産に登録されているシェーンブルン宮殿(Schloss Schonbrunn)があります。17世紀末から建設が始まった城はカチッと堅実な感じの建物せあり、その背後には呆れるほど広大な庭園が広がっています。
市街の南西にある中央墓地(Zentralfreidhof)には有名な作曲家達のお墓があることで有名です。ベートーベン、シューベルト、ブラームス等々、色々です。